6话 / 1988-11-25
6.2(58人评分)
简介: 本作は本来、百八竜に拘束され殺人機械にされてしまった哀れな男の物語であったはずなのであるが、いつしかストーリーは主人公がただ組織と妻を守るため、襲いかかる強敵を倒していく勧善懲悪ヒーローの物語になってしまう。これは適当に名付けたはずの百八竜と言う青幇が香港に実在していたことによる。物語が中盤の頃、小池は百八竜にホテルの一室に呼び出された。「なかなかおもしろい」と評され高級時計をプレゼントされるなどその対談は友好的の内に終わったのではあるが、さすがにそれでは今後、百八竜を悪の組織として描くわけにはいかない。中盤以降の予定がすっかり狂ってしまったと小池は述懐している。結果、以後百八竜は「悪い組織を退治する謎の組織」(大西祥平『小池一夫伝説』p.163より引用)となってしまったのだが、この路線変更が本作の更なるヒットに結びついたとも考えられる。